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私にとって金魚とは「心の拠り所」であり同時に心の内を表す鏡のような存在でもあります。
私の心を動かしてくれた1匹の白い金魚。
その金魚の優雅に泳ぐ姿が女性が踊っているように見えたことから女性の姿を重ねた金魚を描き始めました。
私の描く花は人間の心や魂を表しています。
会社員時代、花の蕾が開くのを楽しみにしていたのに
繁忙期の忙しさから花の様子を伺うことなどすっかり忘れ、気付いた時には花は散っていました。
心に余裕がなかったことを悔しく感じだと同時に情けなさや心が死んでしまったような感覚にもなりました。
人間の心や魂も花のように芽吹き、咲き、枯れるのだと知った瞬間です。
金魚たちが魅せる人工物のような美しさや花が魅せる自然が創り出した美しさ。
現在は、対象物の表面的な美しさや見たままの美しさではなく
対象物を通して見える内面的な美しさや物事や心の移り変わりを捉えながら表現することと
狐やうさぎなどの金魚以外のモチーフにも挑戦をし、
「金魚作家が描く金魚以外の生き物」という新たな価値と表現の拡大に力を入れています。
また、アートには感性を豊かにしたり、心を潤したり動かしたり満たす力があると考えています。
アートに触れるのが初めての人にも気軽に見て、触れて、楽しんで欲しい。
そんな環境を増やしたい。
日常生活にアートを取り入れたり購入をするはじめの一歩をお手伝いしたいという思いから
購入しやすい手のひらサイズの原画を制作したり
カフェやショッピングモールなど「ギャラリー以外」の場所での展示やイベント出展にも力を入れています。
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